消費税増税 菅官房長官 予断せず [消費税導入]
景気回復の兆しだが、菅官房長官の慎重論
菅義偉官房長官が、5月16日の記者会見で、消費税増税については、
予断を許すことがないと、慎重な姿勢を示しました。
記者から、2013年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が好調な
数字(年率換算3.5%増)が出た事に対するコメントで発言しました。
このGDPの数字については、安倍政権のアベノミクスに対する評価が出た
としながらも、消費税増税には含みを持たせました。
これには、経済政策はまだまだ気を緩まさずに続けていくというメッセージ
があると考えられます。
野党には、消費税増税に根強い反対論があり、景気の回復も庶民が実感
できるようなものでなく、これから円安による物価上昇の影響も出てくると
国民からの反発も予想されます。
最終的には、消費税増税を予定どおり行うかは直前に判断されると、
法案では規定されていて、今年2013年秋頃の決定となると見られます。
財政健全化から、安倍首相や、麻生太郎副総理、甘利明経済財政相も
増税には前向きと見られていますので、増税は決定されると思われますが、
財務省への牽制もあり、慎重姿勢を崩さないと思われます。